論語に「その以す所を視、その由る所を観、その安んずる所を察すれば、人焉んぞ捜さんや、人焉んぞ捜さんや。」という一節があります。
相手の行動・行動の原因・行動を支える信念』を観察して推察すれば、
どのような人間であっても自分の本性を隠しおおせることが出来ないという意味です。
ものごとには、原因と結果が必ずあります。
ただし、人の行動の場合には、入力と出力の間に、心(感情)が関与します。
この心の働き(動機)を正しく捉えないと、真因を正しく理解できません。
人の心を客観的に観察することはできません。
現象を元に推論しなければなりません。
この推論が厄介です。
仮説思考は大切ですが、色眼鏡をかけてしまうと、間違った結論に到達する恐れがあります。
相手に多面的に質問をして、相手の心理を理解するようにしなければなりません。
【本日の質問】
あなたは、相手の動機を正しく捉えていますか?