ドラッカーは、「利益は、事業活動の唯一の評価基準である。」と述べています。
企業が提供した価値に対して、顧客が支払った対価が妥当であれば、事業は黒字化します。
いくら対価を支払ってもらえるかが、顧客からの事業の評価ということになります。
一方で、企業は提供価値に対して、顧客に対価を要求しています。
一般的には、販売価格ということになります。
値決めとは、自分たちがその商品やサービスに対して、どれくらいの価値があると考えているかを決めることです。
商品やサービスに自信がなければ、販売価格は低くなります。
競合他社と質で差別化ができなければ、価格に走るしかありません。
つまり、価格に走るということは、自ら価値がないと宣言するようなものです。
もちろん、自己評価と他者評価に乖離があれば、商品は売れません。
自信を持って対価を要求できるように商品やサービスを磨き上げて、相手の理解を得ることが大切です。
【本日の質問】
あなたの会社では、適切な対価を要求できていますか?