経営コラム


粗利益率を確保する

経営で大事なのは、売上ではなく、利益です。
どんなに売上を作ったところで、最終的に利益を残せなければ意味がありません。
売上を管理するのは、売上が利益の元になることと、管理をし易いからです。

利益は顧客からの対価によって発生します。
顧客からの対価から、販売管理費などの必要経費を差し引くと、最終的な利益になります。
まずは顧客からの対価からきちんと利益を取れなければ、最終的な利益も残りません。
顧客から適正な利益を取れているかどうかの指標として、粗利益率があります。

粗利益とは、売上から仕入や製造原価を引いたものです。
コストを元に売価を決定することを、値入といいます。
この値入ができないと、利益を確保することはできません。
自社の提供価値に見合った値入をすることが必要です。

また、値入=粗利益ではありません。
ロスが発生すれば、その分を差し引かなければなりません。
つまり、ロス率を減らすことができれば、粗利益率を高めることができます。

適正な粗利益率を確保することができなければ、商売をすればするほど、苦しいことになります。

※話を分かりやすくするため、一部説明を簡略化しています。

【本日の質問】
あなたの会社では、適正な粗利益率を確保できていますか?


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