経営コラム


強制執行をする

私の基本的な支援スタイルは、支援先の方々の自主性に任せて、自分たちで実行してもらうことです。
しかし、時には、私がハンドルを握って、強制執行を行うことがあります。
それは、以下のような場合です。

1.支援先の方がやり方が分からない場合
例えば、小売業の場合、私はどのように売場を作れば売上が増えるのかが分かっています。
それは、従来のやり方とは異なる方法なので、支援先の方に考えていただいてもなかなか答にたどり着きません。
そこで、私の方でやってみせて、その後は支援先の方に実行していただきます。

2.支援先の方のモチベーションが上がらない場合
特に再生案件では、短期間に結果を残さなければなりません。
支援先の方がやる気になって取り組んでいただければ、結果は出ます。
しかし、やる気になっていない場合には、私の方で強制をしなければなりません。
強引にでもやらせることで、軌道に乗せて、バトンタッチをします。

このように、状況によっては、強制執行をすることも必要です。
ただし、いつまでも強制をしていると、相手のモチベーションが下がります。
また強制の抑圧から逃れるために、できない理由を探してやらなくなってしまいます。
あくまで強制執行は緊急手段に留めて、相手の自主性を引き出すことが大切です。

【本日の質問】
あなたは、どのようなときに強制執行をしていますか?


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