経営を良くしようと思ったら、やらなければいけないことはたくさんあります。
売上を増やして、無駄なコストを削減して、人を育ててと次から次へと課題が見つかります。
課題が見つかるというのは、それだけ問題意識や向上心があるということなので、望ましいことです。
しかし、経営資源も時間も有限です。
あれもこれもという訳にはいきません。
限られた資源を有効に活用するためには、選択と集中が必要です。
選択と集中を行なうということは、「やるべきこと」と「やらないこと」を決めることです。
「やるべきこと」は効果性の高いものや緊急性の高いものです。
「やらないこと」は「やった方が良いこと」や「見せかけのためにやること」です。
「やった方が良いこと」というのは、一般論や教科書論として、やるべきであるが、効果があまり期待できないようなことです。
「見せかけのためにやること」は、管理のための管理や、堂々巡りの議論をするようなことです。
まずは、「やらないこと」をばっさりとやめて、「やるべきこと」に経営資源を集中投下することが大切です。
【本日の質問】
あなたは、適切な選択と集中ができていますか?