経営コラム


選択肢を拡大する

この週末も大雪にみまわれました。
今回は、途中から雨に変わったので、積雪は多くなかったですが、道はぐちゃぐちゃでした。
電車も運休や遅延が発生していました。
そのような状況で、イベントを開催したところと中止したところがありました。
この判断の分かれ目について、考えてみたいと思います。

イベントを開催するまでには、多くの準備があります。
イベントには収益も期待されます。
これらの点に注目して考えると、「準備に時間をかけて、収益の見込まれるイベントを、開催するか否か。」となります。
この一文だけで判断すると、イベントは開催すべきです。

一方、イベントを開催した場合、参加者を危険に晒す可能性があります。
この点を配慮すると、「準備に時間をかけて、収益の見込まれるイベントを開催するか、
参加者の安全を確保するために中止するか。」となります。
このように考えると、中止という選択肢も出てきます。

通常判断をする際は、「◯◯するかしないか」という考え方をします。
このような選択肢だと、「◯◯する」という方にウエイトがかかっています。
それでは、適切な判断はできません。
「しない」場合についても、考えを巡らせて、選択肢を拡大する必要があります。
「〇〇するか、〇〇しないで△△するか」と考えることで、中立的な判断をすることができます。

【本日の質問】
あなたは、選択肢を拡大して、中立的な判断をしていますか?


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