経営コラム


違いの分かる情報を提供する

久しぶりに料理がしたくなって、鉄のフライパンを購入しました。
家にはテフロンのものがあるのですが、やはり火の通り方が違います。
野菜炒めはパリっと仕上がりますし、お肉はふっくらと焼き上がります。
最初にきちんと油をなじませれば、焦げつくこともありません。

私は以前も鉄のフライパンを使用していましたので、テフロンとの違いを知っています。
しかし、テフロンしか知らない人は、焦げつくと思って鉄のものは選ばないかもしれません。
また、調理の違いが分からなければ、手入れが楽と思われているテフロンを選ぶかもしれません。
鉄のフライパンを販売しようと思ったら、テフロンとの違いを消費者に分かってもらう必要があります。

一般的に、細かな違いに気がつくためには、相当な専門知識が必要です。
専門知識がないと、どれも同じように見えてしまいます。
そのため、違いの分かる情報を消費者に提供しないと、本当に良いものが売れなくなってしまいます。
誰でも分かるように、違いを伝えることも、売り手の重要な役割です。

【本日の質問】
あなたの会社では、消費者に違いの分かる情報を提供できていますか?


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