百貨店の食料品売場に立ち寄ったら、自家製の魚のから揚げが販売されていました。
表示を見ると、タイやマグロ、ブリ、タコが使用されているようです。
小さめの一口サイズになっているところから判断すると、柵取りをした残りを揚げているようです。
値段も手頃だったので、試しに購入してみました。
味付けや揚げ方は大したことありませんが、魚の旨味をか感じられて美味しかったです。
その後、近所のスーパーに行ったら、こちらでは有頭海老の塩焼きが販売されていました。
お正月食材の残り物でしょうか。
有頭らしく味噌の旨味が味わえました。
どちらも見切り品としてそのまま販売してしまっては、利益が取れません。
調理の一手間加えることで、惣菜という新たな価値を持った商品に生まれ変わりました。
ロス率の削減と売上の増加の一石二鳥です。
こうした取組みを行おうという声はよく聞かれますが、実行しているところは少ないようです。
上記の2店舗でも、通常はこうした取組みはほとんど見られませんでした。
設備の問題や部門間の壁などが原因です。
どんなに素晴らしいアイデアも、実行に移さなければ意味がありません。
セクショナリズムではなく、全体最適を考えれば、自ずとやるべきことが見えてきます。
【本日の質問】
あなたの会社でも、掛け声だけになっていることはありませんか?