経営コラム


クリスマス商戦

クリスマスが終わりました。
小売業の方はほっと一息つく間もなく、お正月の準備に取りかかっていることと思います。
1年の中で最も忙しい12月ですが、最近は以前ほどでもなくなったという声を良く聞きます。
その原因に、インターネットと多様化があると思います。
そして、根本にはクリスマスの楽しみ方の変化があります。

クリスマス商戦の目玉のひとつがプレゼントです。
最近の傾向として、贈る側が相手に似合うものを考えて贈るよりも、もらう側が欲しい物をリクエストするようになっています。
特定のものを購入するのであれば、インターネットほど便利なのものはありません。
24時間いつでも購入できますし、好きなときに届けてくれます。
仕事で忙しい人にはありがたいサービスです。
また、その商品を探しまわる必要もありませんし、価格の比較も容易にできます。
ラッピングを除けば、完全にネットショップに軍配が上がります。

もう一つは、選択肢の多様化です。
クリスマスのメイン食材はチキンです。
昔はデパート等の専門店で丸焼きを買うのがステータスでした。
今日では、フライドチキンなどで手軽に済ます人も多いです。
そして、このフライドチキンはコンビニ各社が力を入れています。
街中を歩いていると、コンビニの特設コーナーばかりが目につきます。

また、クリスマスの開催日も多様化しています。
今年は特に、3連休中に行ってしまった家庭も多いようです。
プレゼントは事前に購入して、当日に渡すというのが主流です。
そのため、24・25日に集中せず、売上が分散しています。

このような状況に対応するためには、比較的長い期間露出を行う必要があります。
露出期間を長くすることで、消費者が思いついた時に購入できるようにします。
また、消費者の気分を高めながら、購買を促す必要があります。
店舗側から発信をして、クリスマスを楽しむ雰囲気を創りださなければなりません。

【本日の質問】
今年のクリスマスはいかがでしたか?


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