支援先の新商品開発に携わることがあります。
食品であれば、皆さん味にこだわります。
人をうならせるほどの美味しさを作り出せれば、差別化要因になりますが、なかなか難しいものです。
美味しさのポイントの一つは、味の構成要素です。
甘味、酸味、塩味、苦味、辛味が五味として知られています。
最近では、甘味が強いものが好まれ、他の四要素は敬遠される傾向があります。
甘酸っぱい、ほろ苦いなど、各要素のバランスが重要です。
これら五味に加えて、旨味も重要です。
旨味には、動物性のイノシン酸や植物性のグルタミン酸のほか、脂肪の旨味もあります。
近年、濃い味が好まれるようになり、脂肪の旨味が強調されるようになっています。
これらの味覚の要素に加えて、美味しさを決める要素があります。
一つは香りです。
鼻が詰まっていると、料理の味が分からないという経験はあると思います。
香りは、「らしさ」を演出するのに有効です。
もう一つは、食感です。
歯応えや舌触りは、快感につながります。
柔らかい食べ物が好まれる傾向がありますが、食感のない食べ物は味気ないです。
これらの要素を絶妙なバランスで組み合わせると、人をうならせる美味しさになります。
【本日の質問】
あなたの会社の商品は、人をうならせることができますか?