経営コラム


説得材料を用意する

社内外を問わず、説得の難しい人がいます。
何を言っても、反対されたり、突き返されたりしてしまいます。
このようなタイプの人は、説得が可能です。
断り切れない人は、のらりくらりとかわそうとしますので、相手の断り方で判断が必要です。

説得可能な人を説得するには、説得材料が必要です。
当たり前の話ですが、この材料が準備不足だと相手を説得することができません。
典型的な説得材料としては、以下のようなものがあります。
・目的
・費用
・期待効果
・複数の選択肢とそれぞれのメリットデメリット

これらの項目について、数値などの客観的事実で裏付けを行います。

そして、これらの事項をひとつのストーリーにまとめなければなりません。
ストーリーのポイントは、相手の意図と合致しているということです。
相手がコストを気にしているのにもかかわらず、期待効果をメインに持ってきても上手くいきません。
そこを合わせるには、事前のヒアリングを元にした仮説が必要です。
その仮説をぶつけてみて、相手が納得しなければ修正をします。
否定された時に諦めるのではなく、どこがダメだったのかを考えなければなりません。
同じ相手であれば、徐々に押さえどころが見えてきます。

説得材料が十分で、組み立てが相手の意図に沿って、初めて相手を説得することができます。


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