経営コラム


ESと職業倫理

最近、アルバイトの不祥事が続きました。
非日常的な写真を撮ることで目立ちたいといういたずら心かもしれませんが、
決して許されるものではありませんし、子供っぽいと言わざるを得ません。

また、私の周りでも許し難いことがありました。
高齢者の家に新聞勧誘員が訪問をして、購読の契約をするまで土下座を続けたそうです。
根負けした方はその場で契約をしました。
その後、販売店に解約の申し入れをしたものの、「一度印鑑を押したものは解約できない」と断られたそうです。
最終的には無事に解約出来たそうですが、このような販売の仕方は許せません。

1つ目の例は、自分さえ面白ければ良いという考えです。
2つ目の例は、自分の売上さえ作れれば良いという考えです。
どちらも身勝手な行為です。
そして、法律には反していません。
(2つ目の例は、クーリングオフ期間中であれば、解約を断ったというのは違法です)

しかし、法律に反さなければ、何をしても良いというものではありません。
その仕事に携わるものとして守らなければならない職業倫理があります。
仕事に不満を抱えていると、ふと魔が差します。
仕事が楽しくてしかたがないと、余計なことを考える余裕はありません。
職業倫理が守れないのは、ESが低いからです。
本人の問題が大きいですが、全従業員が仕事に熱中できるような職場づくりは大切です。


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