情報提供は、早く・正確にが基本です。
特に悪い情報ほど、早く伝える必要があります。
それは、情報は判断のための材料になるからです。
情報が伝わるのが遅ければ、それだけ判断をするのも遅くなります。
判断が遅くなってしまうと、事態が取り返しがつかなくなる恐れがあります。
誤った情報をもとに判断すると、正しい方向に進めることができなくなります。
情報は判断材料であると考えると、情報提供にはもうひとつ必要な要素があります。
それは、分かりやすさです。
情報の受け手が解釈に時間がかかっては、せっかく早く伝えても意味がありません。
また、解釈によって誤解が生じては、正確性が失われてしまいます。
分かりやすく情報を提供するコツは、「ある程度まとめること」、「変更点を明確にすること」です。
いくら速く情報提供するといっても、パラパラと情報を提供されたのでは、全体像が分かりません。
断片的な情報を集めて全体像を作るには、時間もかかりますし、解釈が間違う恐れもあります。
ある程度まとめて、体系的に情報を提供しなければなりません。
また、変更情報は、どこが変更されたのかが分からないと、理解がしづらいです。
変更点に下線を引いたり、文字の色を変えたりすれば分かりやすいです。
変更前と後の情報が揃っていれば、より分かりやすくなります。
また、変更理由も明記されていれば、受けては判断をしやすくなります。
なぜ情報を提供するのかを考えて、適切な方法を取ることが大切です。