経営コラム


店舗トイレから分かること

仕事柄、商業施設に行くと様々なところをチェックします。
チェックポイントの一つにお手洗いがあります。
お手洗いは売場と違い、利益を生む所ではありません。
それだけに、店舗の消費者に対する態度が垣間見られて面白いです。
私のチェックポイントをご紹介します。

・トイレの有無
そもそも、トイレが無い店舗もあります。
そのようなところは、消費者が長時間滞留することを想定していないと考えられます。
また、店舗によっては特定フロアには女性用トイレしかないところもあります。
このようなところは、女性をメインターゲットとしていることが分かります。

・トイレの明るさ
コスト削減を考えると、電球は暗くした方が電気代が安くすみます。
しかし、暗いトイレというのは、どこか不衛生な印象があり、気持よく利用できません。
そこで、明るいトイレは消費者に気持ちよく買い物をしてもらいたい態度の現れと判断しています。

・トイレの新しさ
必ずしも最新鋭の設備である必要はありません。
しかし、売場は改装されているのに、トイレは古いままというのは、
売ることしか考えていないのではないかと思ってしまいます。

・トイレの清潔さ
トイレのメンテナンス状況で、接客に対する心構えを判断しています。
誰もが掃除したがらないところだからこそ、きちんと掃除されているところは、
接客に対する意識も高いと判断しています。
また、チェック表のサインや押印が雑なところは、業務の一環として処理をしているのだと判断しています。


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