経営コラム


ミネラルウォーターに見る差別化

コンビニで南アルプス天然水のスパークリングを購入しました。
炭酸の味が勝って、元の天然水の味が分かりづらかったですが、それなりに美味しかったです。
今回試しに買ってみたのは、「南アルプス天然水」というブランドのためです。
このブランドの派生商品であれば、美味しいのではないかと期待して購入しました。

アンケート調査によると、ミネラルウォーターの購入理由は、「美味しさ」と「安全性」がトップ2とのことです。
どのミネラルウォーターにするかというのは、各ブランドの特徴によります。
各ブランドがどのような特徴を打ち出しているのか、簡単にまとめてみます。

・ボルビック
フランス・オーヴェルニュ地方の地層にゆっくりとろ過されたということを、美味しさの根拠として打ち出しています。
また、EUの厳しい管理ということで、安全性も訴求しています。
最近では、アフリカの井戸を掘る社会活動への貢献という付加価値も提供しています。

・エビアン
カルシウムとマグネシウムのバランスを特徴にしています。
パッケージに女性の写真を使用したり、限定デザイナーズボトルを発売したりと、見た目にもこだわっています。

・ゲロルシュタイナー
天然微炭酸と高硬度という味の特徴を前面に押し出しています。
その他、歴史があることなどをリーフレットをつけて訴求しています。
個人的には一番美味しいのですが、広告等の訴求が上手くないなと感じています。

・いろはす
ペットボトルが潰せるということを特徴にしています。
他社も潰せるペットボトルを導入していますが、環境に配慮した商品として定着しています。

たかが水ですが、各社工夫をこらして差別化を図っています。
ブランド構築の参考にしやすいです。
味も飲み比べると違いが分かりやすいので、たまには視点を変えて飲んでみてはいかがでしょうか。


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