数年前から、米粉の加工品が登場しています。
国の方針もあり、何かできないかと試行錯誤が繰り返されています。
現状の成功事例を見ていると、米粉パンやロールケーキなどが多いようです。
米粉のもっちりとした食感や、揚物にしたときのカリッと感が人気のようです。
それでも、今ひとつ盛り上がりに欠けています。
私は米粉が小麦粉の代用品として使われている限り、これ以上の発展はないと思います。
米粉独特の食感や味を活かした新しい食べ方提案がポイントです。
今月のANAの機内誌「翼の王国」では、ベトナムのお米の食べ方が紹介されていました。
その中には、フォーなどの米粉を使った料理も紹介されていました。
たっぷりの香草とともに食べるベトナム料理は、米粉麺のツルッとした食感を楽しむことができます。
また、スープもお米の甘さを引き立てるようなものが多いです。
日本では昔からお米を主食としてそのまま食べてきました。
そのため、お米を粉に加工して主食にするという発想は生まれにくいのかもしれません。
その現状を打開するためには、ベトナムのような外国を参考にしたり、
若者の発想力を借りたりする必要があると思います。
既存の延長ではない、新しい食の世界と出会えることを楽しみにしています。