経営環境は刻一刻と変化しています。
昨日まで当たり前であったことが、今日通じなくなる可能性があります。
一度決めたことは最後まで貫き通すというのは大切なことですが、
前提条件が変わった時には、計画そのものを変更する必要があります。
そのため、計画には常に「(仮)」をつけておく位の心持ちが大切です。
経営における計画には様々な種類のものがあります。
最も根幹となるのは、ビジョン、事業コンセプトです。
それに基づき経営戦略が決定されます。
そして、戦略を実行するための戦術があり、行動目標があります。
樹木も末端の枝葉ほど風の影響を受けますが、経営も同じです。
風が吹く度に根幹が揺れていては、経営が安定しません。
つまり、ビジョンや事業コンセプトは、余程のことがないほど変更せず、
行動目標や経営戦略は「(仮)」を強く意識し、臨機応変に対応します。
柳の枝に風折なしといいますが、しなやかさと強さを併せ持った計画が経営には不可欠です。