経営コラム


消費者に説明する

先日スーパーに買い物に行ったら、東北産と表記された豚肉が販売されていました。
隣には青森県産と表記された豚肉がありました。
おそらく、この東北産と書かれた商品は、福島県産ではないかと推測されます。
私はこのことに強い違和感を感じました。

販売者としては、福島県産に対する消費者のマイナスの心理に配慮をしたものと思われます。
一方で、販売者側としては、安全だと判断した上で取り扱っているはずです。
(ここでは、食の安全に対しての議論をするつもりはありません)
安全であると自分たちが考えているのであれば、きちんと消費者に理由や根拠を示して、そのことを説明すべきです。
それもせずに、ただ売れないというのは、販売側の怠慢だと思います。

ここまでいかなくとも、販売側が消費者に説明を怠っている事例は多々見受けられます。
場合によっては、都合の悪いことを隠そうとしているのかもしれません。
それでは、消費者との信頼関係は築けません。
ファン顧客を育てたいのであれば、消費者との対話は欠かせません。


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