考えるより行動したほうが早いという人がいます。
確かに動いてから見えてくるものもありますし、動かなければ何も変わりません。
しかし、考えなしの行動は、躓いた時に動けなくなってしまいます。
もちろん、躓いたら起き上がって方向転換をして、また進めばいいのですが、それは非常に体力のいることです。
考えなしの行動は、後から検証をすることができません。
検証ができないと、また同じ失敗を繰り返してしまいます。
行動をする際には、自分なりの仮説を持たなければいけません。
仮説を行動で実証して、その結果を検証することができなければ、進化はありません。
考えてばかりで動かなければ変わらないという意見もあります。
あれこれ考えているうちに、チャンスは目の前を通りすぎてしまいます。
これは考えているのではなく、悩んでいる状態です。
悩むと考えるは異なります。
悩むとは、決断のできない状態です。
決断を先送りするために、悩んでいるふりをすることもあります。
また、過去をいつまでも悔やんでいるのも思考ではありません。
思考はあくまで、未来のことを考えることです。
起こってしまったことのタラレバを考えるのではなく、どうすれば方向修正できるかを考えなければなりません。
思考と行動はどちらも必要です。
正しい思考と行動が揃っていなければ、結果を出すことはできません。