経営コラム


ノンアルコール飲料

ノンアルコールカクテルの無料サンプリングを行なっていたので、初めて飲んでみました。
甘さがほとんどなく、スッキリとした味わいでした。
アルコール入りのカクテルとはやはり違いますが、食事時などには良さそうです。

アルコールの消費量が減る中で、ノンアルコール飲料に対するメーカーの期待が高まっています。
従来のアルコール需要と競合するのではないかと心配していたのですが、サンプリングで頂いた商品の原材料を見て謎が解けました。
その商品の原材料は、酸味料と香料と甘味料だけでした。
いわば、果汁0%のジュースです。
これならば、原材料費は安く、限界利益率は高いものと推測されます。
単価はアルコール飲料の半分だとしても、酒税などを考慮すると、ノンアルコール飲料のほうが利益が確保できるのではないでしょうか。
そうであれば、利益の取れる商品にシフトしていくことは、メーカーとしても望ましいことです。

消費者にとって見れば、ノンアルコール飲料は雰囲気を味わうことができる商品です。
仕事中や家事の最中に飲みたいと思った時も、ノンアルコール飲料であれば後に影響しません。
また、アルコールが飲めない人でも、飲み会の時に周囲に気を使わなくて済みます。
味ではなく雰囲気という価値を提供している商品と言えます。

メーカーにとっても消費者にとってもメリットのあるノンアルコール市場は今後も拡大していくものと考えられます。


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