営業に行って、最初から決定権者に会えることはまずありません。
ゲートキーパーと呼ばれる担当者と商談を繰り返しながら、稟議を上げてもらうというのが一般的な流れです。
接客販売であれば、初めから決定権者が分かって良いのにと思っていると、そうでもありません。
家族連れの場合、母親が財布の紐を握っていることが多いです。
それでは、母親が決定権者かというと、子供のわがままが最も強かったりします。
子供の買い物の場合は、従来のシックスポケットに加えて、単身の親族者も最近は購買者であったりします。
しかも、両親、祖父母、親戚で買うものの役割分担ができていたりします。
こうした関係は一目では分かりません。
しかし、子供を最優先で攻略するというのは、有効な手立てであるようです。
本人の買い物であれば、本人が決定者と思われますが、そうでない場合もあります。
個人差はありますが、流行に乗りやすい人や、他人の影響を受けやすい人は、自分の意思で買い物をしていないこともあります。
周囲にいるおしゃれな人の真似をしていたり、雑誌で読んだものを取り上げたりすることもあります。
そのような人をターゲットにする場合には、インフルエンサーと呼ばれる影響力のある人を狙わなければいけません。
接客販売においても、決定者を見極めることは不可欠です。