amazonでレシピ本を検索すると1万冊以上ヒットします。
それだけの本が出ていると種類も様々です。
市場を細分化することをセグメンテーションと言いますが、
レシピ本ほどセグメンテーションが行われているものはないのではないでしょうか。
amazonにある本のタイトルをもとに、分類してみたいと思います。
1.地理的分類(国等の地域)
日本料理、中華料理、フランス料理と多岐にわたっています。
さらに、各国の郷土料理を扱った本もあります。
2.デモグラフィックによる分類(年齢、家族構成、性別、所得等)
一人暮らし向けの本もあれば、家族向けの本もあります。
節約レシピも一時人気が出ました。
男子飯と呼ばれるものや、男性向けの料理入門書もあります。
3.サイコ・グラフィックによる分類(ライフスタイル、パーソナリティ等)
最近はこの種の本が増えているようです。
目的がはっきりとしています。
大ヒットした『作ってあげたい彼ごはん』シリーズはその典型です。
弁当男子のためのレシピもここに分類されます。
その他、包丁を使わないレシピというのも調理スタイルを表しています。
時短レシピも共働き等で忙しい人向けということで、ここに分類されます。
セグメンテーションをしっかりと行うことで、それに当てはまる人に購入していただける可能性が高まります。
しかし、あまりにも細分化し過ぎると市場規模が小さくなり、十分な売上を確保できないので注意が必要です。