現状を整理するフォーマットしてSWOT分析は重要です。
私はSWOT分析の使用に対して積極的ではありませんが、SWOT分析でまとめないと課題の流れが上手くつかめません。
SWOT分析が苦痛に感じるときは、各項目をきちんと理解できていないことが多いです。
また、目指すべき方向が決まっていない時も、SWOT分析をやりづらく感じます。
S(強み)はヒアリングや現場検証から見えてきます。
私は少しでも多くの強みを探すようにしています。
それは、長所伸展が成長の鍵と考えているからです。
当たり前に思われることでも、良い点はきちんと評価します。
W(弱み)は目につきやすいものです。
羅列すればキリがありません。
しかし、数多く挙げたからといって、効果が高まるわけではありません。
重要度や緊急度を考え、優先順位の高いものだけ記述するようにしています。
O(機会)は最近は探すのが難しくなっています。
日本経済が縮小傾向にある上、トレンドサイクルが短期間化しているので、
なかなか強い追い風は見つかりませんし、長期間波に乗ることも難しくなっています。
T(脅威)は視野を広げて確認をしています。
近年では、思わぬところから代替品や競合が登場します。
競合はいないという認識は危険です。
ある事象がプラスに働くのか、マイナスに働くのかは、目指す戦略によって異なります。
例えば、少子化は子供用品店にとってマイナスに見えますが、シックスポケットを狙えば高額品が売れるチャンスとみなすこともできます。
きちんと判断基準を持った上で、まとめなければいけません。