経営コラム


指示をするときの情報量

誰かに作業指示をする場合は、端的に内容を指示することが多いです。
エクセル入力などの単純作業であれば、指示は簡単な方が望ましいです。
あれこれ細かく指示をしすぎると、任された本人(以下、本人とします)のやる気を削いでしまいます。

一方、本人が判断をしなければならないようなときには、その判断ができるだけの情報も与えなければいけません。
まず第一に、本人の裁量を伝えなければいけません。
どこまで自分で決めて良いのかが分からなければ、判断は難しくなります。
例えば、プロジェクトの中のある交渉を任せるとします。
その交渉次第でプロジェクトがストップする可能性がある場合、
本人にプロジェクトを進めるかどうかまで決定権が与えられているかどうかで、判断は変わってくるはずです。

またプロジェクトの進捗状況や関係者、キーパーソンなどもわかっていなければ判断することは難しいです。
これらの情報がなければ、戦略を練ることができません。

情報の伝え方は様々です。
打ち合わせでまとめて伝えることもあれば、メールにCCを入れるなどして随時伝える方法もあります。
いずれにしても、必要な情報をきちんと伝えることが大切です。
情報漏れがあったまま本人が判断し、それが後から否定されたり、悪い結果をもたらしたりすることは絶対に避けなければなりません。


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