経営コラム


ブランド・アイデンティティ

ブランド・アイデンティティの定義は様々ですが、私は「ブランドとして認識されている要素」と考えます。
その要素の中には、味や香りもあれば、TVCMやCMソングといった音もあります。
しかし、最も分かりやすい要素はビジュアルアイデンティティ(見た目)です。
ビジュアルアイデンティティには、ロゴやデザイン、カラーなどがあります。

実際には、複数の要素が組み合わされてビジュアルアイデンティティを構成していますが、
それぞれの要素だけでもブランドとして認識されることがあります。
例えば、「赤・青・緑」という色をイメージしてください。
3大メガバンクのブランドカラーであると言われれば、どの色がどの銀行かすぐに分かるのではないでしょうか。
フォントもブランド・アイデンティティになりえます。
しかし、フォントだけでは訴求力は弱いかもしれません。
新聞各社の「新聞」という文字の字体も違うそうですが、それだけでどの新聞か判断することは難しいです。

ブランド・アイデンティティはブランドを表すものですので、当然統一感がなければいけません。
ひとつの会社で、アルファベットと感じの両方のロゴを使用している場合がありますが、
それぞれの訴求力は下がってしまいます。
どちらか一方の認識度が強い場合には、もう一方は偽物と判断されてしまうかもしれません。

ブランドコンセプトにそって、きちんと管理することが大切です。


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