課題の対応策には、対処療法と根本治療があります。
対処療法は、風邪をひいてくしゃみが止まらないので、マスクをしたり風邪薬を飲んだりするように、
現れた症状に対して効果的な対応を取ることです。
根本治療は、風邪を負けないための体力づくりをするなど、現れた症状の根本原因を絶つような対応を取ることです。
どちらにも一長一短がありますので、TPOに合わせて使い分けることが重要です。
対処療法は、効果が早く現れやすく、分かりやすいのが特徴です。
そのため、根本治療よりも対処療法のほうが好まれる傾向があります。
しかし、対処療法はあくまで急場をしのぐためのものです。
一時的に風邪が治ったとしても、再度引いてしまう可能性があります。
根本治療は、効果が見えにくく、一定の成果が出るまでに時間がかかります。
その分、閾値を超えると、大きな効果を継続することができます。
風邪を引かない体を作るためには、規則正しい生活をしたり、栄養バランスを考えた食事をしなければなりません。
それは非常に手間のかかることですし、一定期間続けなければ効果は現れません。
しかし、一度習慣付いて丈夫な体が出来れば、風邪を引いて動けなくなるということはなくなります。
結果的に、より効率的に生活することができます。
とはいえ、明日の生活に困るような状況で、長期計画を立てて根本治療に取り組むのは難しいです。
まずは対処療法で体力を回復させ、そこからしっかりと根本治療に取り組む必要があります。