宮城県での地域会合2日目は、震災後に立ち上がった漁師さんたちの生産者団体を回りました。
どこでも話題になるのが、ブランディングと販路です。
ブランディングというと、格好良い名前をつけたり、パッケージをおしゃれにしたりということから考え始めてしまうようです。
しかし、それらは一番最後の作業です。
まず行うべきは、コンセプト作りです。
自分たちの商品をどのようにしたいのかが明確にならなければ、いろいろなことを決めることはできません。
しっかりと今後のことを考えていただきたいと思います。
また、ブランド認証のための規格を設けたら、絶対に守らなければなりません。
厳しい基準をクリアするからこそ、ブランドに価値が出ます。
ころころと規格を変更したり、甘さが出て規格を守らなくなったりすると、あっという間にブランドに対する信頼は失われます。
販路については、商品ごとに考えるべきです。
直販をやりたいという気持ちはわかりますが、差別化できなければ消費者に訴求することはできません。
有意的差別性を持つ商品は直販で行い、それ以外の商品は通常の販路に流すなどの構成を考える必要があります。
十分な商品量ないのであれば、限定をするという手もあります。
商流に乗せる際には、掛率も考えなければなりません。
皆さん前向きでやる気があり良い物を作っている方々ですので、彼らの思いが形になるよう今後も支援していきたいと思います。