POPやチラシなどの販促物に、キャッチコピーは欠かせません。
私の支援先でも、上手いキャッチコピーを書けるようになりたいというニーズは多々あります。
上手いキャッチコピーのコツはたしかにあります。
以前ご紹介した、『キャッチコピー力の基本 ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック』などは、分かりやすくコツを解説しています。
しかし、コツだけでは良いキャッチコピーになりません。
まず考えなければいけないのは、何を伝えたいかということです。
伝えたいことが明確になっていなければ、相手の心を動かすことはできません。
いわば、技巧派小説がテクニックに走って面白くないのと同じ事です。
伝えるべき価値は商品と本気で向き合わないとわかりません。
生産者の思いや、製法のこだわり、厳選された材料、味などを凝縮していくと、価値が見えてきます。
キャッチコピーは、それを相手に分かりやすく伝えるための手段です。
小手先の技術に走って、本質を見失わないように注意が必要です。