ヒューマンキャピタル2012の関連セミナーも参加してきました。
基調講演では、IKEAの経営理念の果たす役割についてでした。
IKEAバリューと呼ばれる考え方が、世界中で共有されており、それがダイバーシティを可能にしているとのことでした。
実際に日本人社員の方は、IKEAバリューがあるので、世界中どの支社に行っても考え方を合わせることができたといいます。
また、それは基盤であり、戻る場所であるとも話していました。
経営理念がしっかりと浸透していれば、社員全員のベクトルを合わせることができるという好例だと思います。
別のセミナーでは、日本企業の意思決定に関する問題点が指摘されていました。
問題点としては、以下の4点が挙げられていました。
1.時間がかかる
2.必要な情報がない
3.保守的
4.計画をしても意図した通りに実行されない
また、その原因として以下の3点が不足していると指摘しました。
1.ネットワーク
2.チャレンジ精神
3.当事者意識
これらの問題点と原因は、個人に属するものと組織に属するものがあります。
セミナーでは、現場を巻き込むことが一つの手段として紹介されていました。
私は、組織に属することはもちろんのこと、個人に属することも、
組織のシステムを改善することで解決を図らなければならないと考えます。