『「方言コスプレ」の時代――ニセ関西弁から龍馬語まで』を読みました。
本書の主張は、「今日では、方言を使用することで、キャラを演じている」というものです。
確かに、冗談を言うときには関西弁になります。
東北弁は素朴なイメージを生むことができます。
言葉遣いはイメージを作ることができます。
語尾を変えることも印象が変わります。
「じゃん」という言葉は、若者言葉の象徴です。
ビジネスで用いると、ふざけた印象を与えてしまいます。
「させていただいております」のような、冗長な敬語は慇懃無礼な印象を与えます。
舌をかみそうになる敬語は、不適切と考えてよいのではないでしょうか。
言葉の印象というと、アクセントやイントネーションを想起しますが、
語尾も影響力が大きいようです。