専門用語は分かりづらいので、できるだけ避けて説明するというのは、ビジネスではよく言われます。
我々コンサルタントや営業資料、社内会議での他部門への説明などが当てはまると思っていましたが、
BtoCでも、専門用語を使用している場面に遭遇しました。
企業が特定できてしまうので、詳細は記さず仮名としますが、
店内案内板には、カタカナで「キャラクターファッション」などと書かれていました。
その下に具体的なブランド名が記載されていないので、自分の欲しいブランドがどこにあるのか分かりません。
なぜこのようなことになってしまったのでしょうか。
平易な言葉で記載すると、長くなったり、イメージを損なったりするのかもしれません。
自分たちも意味をきちんと理解していないのかもしれません。
明確な定義づけもないまま、なんとなく使用しているのかもしれません。
最後は、非常に危険なことです。
定義があいまいということは、企業としての判断基準が定まっていないということです。
素早く的確な判断が、今日では求められています。
それを可能にするためにも、日ごろから判断基準を明確にし、責任者がそれに沿って判断できる仕組み作りが必要です。