バリエーションをつける目的のひとつに、単調・マンネリを避けるということがあります。
例えば、チョコレートでは、ミルクだけでなくビター、ホワイトといったバリエーションがあります。
これは、同一ブランドで幅広いターゲットを捉えることもできますし、
一人の消費者のその時々のニーズ(気分)に応えることもできます。
一皿の料理でも味のバリエーションは大切です。
ただ甘いだけの料理は飽きがきてしまいます。
メインが甘いのであれば、トッピングに塩気や辛みを効かせるということが考えられます。
しかし、種類を増やせばよいというわけではありません。
増やし過ぎると、それだけ準備するコストがかかります。
また、本質を見失う恐れがあります。
例えば、京都の八つ橋の中には、ストロベリーやバナナといったものも見かけます。
これでは、お餅で餡を包んだお菓子でしかなく、もともとのニッキの風味や餡子といったものが楽しめません。
主力商品を明確にして、それをサポートする形でバリエーションを開発することが大切です。