「商品の良さは使ってもらえればわかる」というのはもっともですが、そのためには購入していただかなければなりません。
購入前に伝える方法として、試食や試供品があります。
それ以外の方法として、イメージを伝える方法があります。
例えば、米袋について考えてみます。
通常は、白濁色の袋に入っていますが、茶色い米袋に入っていると、農家直売というイメージが強くなります。
同じ白い袋でも、和紙のようなしわのあるものにすると、高級感が出ます。
また、箱の色もイメージを伝えるのに役立ちます。
例えば、カレーのパッケージが真っ赤だとものすごく辛く思われます。
濃い茶色であれば、コクのある感じがします。
先日の国連大学前マルシェでは、長野県栄村の方が雪を保冷剤として持ってきていました。
そこで、桶一杯に雪を詰めて、その中にトマトジュースを挿していきました。
これは、栄村の豪雪というイメージと、雪で冷やすことに対するあこがれのイメージを狙いました。
最近のトマトブームもあり、無事に完売したそうです。
相手の想像力を掻き立て、良くイメージしてもらえるような工夫が大切です。