経営コラム


『道元「典座教訓」』

『ビギナーズ 日本の思想 道元「典座教訓」 禅の食事と心』 を読みました。
「典座(てんぞ)」とは禅宗で調理を担当する人の事を指します。

調理に当たっての心構えからや禅的な考え方について解説されています。
現代語訳と原本、解説がセットになっているので、理解しやすくなっています。

私も調理をしますが、その際には食材を無駄なく使うこと、素材の味を引き出すこと、効率よく作ることを心がけています。
前の二つは、本書で書かれている調理の考え方と一致します。
ただし、私の場合は仏性が高いのではなく、ただ単においしいものを食べたいという思いからですが。

本書の中の、「砂をより分けて米を捨てるか、米をより分けて砂を捨てるか」という言葉が響きました。
きちんと注意をしてていないと、何が本物か見間違ってしまいます。
これからも常に意識を高く持ち、本質を追求していきたいと思います。

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