スクーリングパッド農業ビジネスデザイン学部の講義に参加してきました。
今回の講師は、株式会社イヌイ代表の柿沢直紀氏でした。
「ポタジェ」というお店の名前の方が分かりやすいかもしれません。
今後の農業ビジネスの可能性について、広くお話しいただきました。
農業と一口に言っても、種苗の育成から始まり、生産、販売までのすべてが関わってくると指摘されました。
その中で、どの役割を担うのかが重要になってきます。
柿沢氏はその中でもプロデューサーが足りないと言われます。
消費者のニーズを伝え、商品の魅力が最大限になるような仕掛けをする人が必要です。
また、農業のアジア進出の可能性についても言及されました。
国内のハイエンド市場も飽和状態に近づいているので、今後はアジア市場が重要になってくるとのことです。
また、日本の高い生産管理システムはアジアで評価されていますので、
それをパッケージ化して輸出する方法なども紹介されました。
農業には様々な可能性があることを再認識いたしました。
その可能性を活かすためには、しっかりとした経営戦略が不可欠です。
ポタジェさんの場合は、野菜を使うというポジショニングで差別化したことと、
それをさらに強化し続けて、常に新しい商品を生み出していることが強みになっています。
ポジショニングとコアコンピタンスの強化が差別的優位性につながります。