東京商工会議所 サービス・情報産業部会に参加してきました。
らでぃっしゅぼーや株式会社 代表取締役社長 緒方大助氏から、
「らでぃっしゅぼーやのビジネスモデルと今後の展望」ということでお話しいただきました。
らでぃっしゅぼーやのビジネスモデルを、「食のSPA」と表現されていました。
それは、「売れるものを作る」という考え方です。
農業には様々な役割や思いがありますが、アグリビジネスという視点で考えると、
このようなマーケットインの思想は欠かせません。
宅配事業では、消費者とのコンタクトポイントとして、配送スタッフを重視していました。
店舗があれば、そこがコンタクトポイントとなりますが、宅配事業やeコマースでは、
お客様とのコミュニケーションをどのようにとるかは重要です。
自分たちの思いを伝えるだけでなく、お客様の声をくみ取るような双方向のコミュニケーションの場の設計が求められます。
今後は、「高品質と買いやすい価格の両立」を目指すとのことでした。
そのために、シンプルラインという商品群を開発したり、農業総合支援事業を展開したりするそうです。
このような取り組みは、ある程度の規模がないとできません。
「規模の経済」という当たり前のような経済理論も、これからのアグリビジネスには必要です。