高島屋新宿店で開催されている、第4回小学館『大学は美味しい!!』フェアに行ってきました。
全国35の大学が研究成果をもとに、様々な新商品を開発・販売していました。
販売員も学生と指導教員が行っているため、普段の催事とは違い、会場が若さであふれていました。
商品の特徴をまとめてみると、米粉を使った商品が多く、未利用品(未熟果実や廃棄部位)を活用した商品もありました。
加工方法としては、アルコール発酵やペーストにして練りこんでいるものが多くみられました。
ロールケーキやチーズケーキ、甘納豆などのスイーツが多いところは、さすが女子大生といった感じでした。
パッケージやデザインも非常に華やかなものが多く、そこにも学生らしさが出ていました。
一つ残念だったのが、販売方法に改善の余地がたくさんあることでした。
もちろん、彼らはプロの販売員ではありませんので、高い接客技術は期待していません。
それでも、アピールポイントを工夫することはできるのではないでしょうか。
例えば、一度はなくなってしまった品種を復活させ江戸時代の製法で作ったお酒がありました。
なぜその品種を復活させようと思ったのか、現代の方法ではなく江戸時代の製法にこだわった理由は何かを、
消費者の興味を掻き立てるように伝えることができれば、より商品の魅力が増すと思います。
シーズからスタートしたとしても、消費者のニーズに合わせたストーリーが販売促進には欠かせません。