経営コラム


商店街ヒヤリング

ET事業の活動として、元気な4商店街にヒアリングに行ってきました。
活気のある商店街の共通した特徴としては、2点ありました。

一つは、魅力的な個店があることです。
売上が減少していく中でも、商売を決して諦めることなく、売る姿勢が見られます。
お客様との会話を大切にし、顔の見える関係ができています。
工夫を凝らした商品を扱っているお店もあります。

もう一つは、組合等の組織がきちんと機能していることです。
場合によっては利害の異なる、個性あふれる個店をまとめ上げ、商店街として統一感があります。
視察なども積極的に行い、オブジェやアーケードの設置、イベントの開催など、精力的に仕掛けをしています。
メディアもうまく活用しています。

一方で、抱えている悩みも共通していました。
客離れ、売上の減少、後継者不足が大きな問題でした。
これらを解消するためには、まずは個店が力をつけることが一番ではないでしょうか。
品揃えをよくするだけでなく、お客様が喜ぶ情報の提供や顔の見える関係、高齢者対策のサービスなどが挙げられます。
これらをすべて行っても、前年維持がやっとかもしれませんが、シャッター通り化は防げるのではないでしょうか。

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