知人からササニシキをいただきました。
名前は知っていましたが、意識して食べるのは初めてかもしれません。
その特徴は、あっさりとした食味にあります。
甘さがしつこくなく、粘り気も強くないため、おかずの味を邪魔することはありませんでした。
一部の寿司店やお弁当で使用されている理由もわかります。
現在のお米の食味の主流は、「甘みと旨みが強くもっちりとしている」コシヒカリ系です。
確かに、こうしたお米は単体で食べてもしっかりとしており、味が分かりやすいです。
しかし、豊富なおかずと食べる場合には、控えめなササニシキのような味も捨てがたいものがあります。
無理にササニシキの市場流通量を増やすつもりはありませんが、仮に売り込むのであれば、
こうした「食事の引き立て役」というコンセプトで、新しい価値観を提供するのも一つの手ではないでしょうか。