経営コラム


小売業・サービス業マーケティング

【マーケティング概論】
・マーケティングを一言で表すと、STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)に集約されます。

・アンケート調査は信用性が低いことが多いです。
その理由として、以下の点が挙げられます。
-A(行動):記憶があいまい
-I(関心):見栄を張りがち
-O(意見):TVなどに影響されやすい
・日本人は照れ屋で意見に流されやすいので、グループインタビューは失敗しやすいです。

・企画開発プロセスは思考・対話プロセスであり、考え、話し合う手順が重要です。
・KT法:SA(シチュエーションアナリシス)-認識の共有
PA(プロブレムアナリシス)-定義・範囲の限定
DA(ディシジョンアナリシス)-対策案の比較・検討・評価
    PPA(ポテンシャルプロブレムアナリシス)-将来性
・話し合いの種類には、以下の4つがあります。
①コンバセーション(会話):一般論・抽象論・精神論に陥りがち。感想・印象のみになりがち。
②ディスカッション(討論):客観的・相対的に行うことが重要。
③ディベート(対決):対立型
④ダイアローグ(意見交換):意見を発展させる。反対論を述べない。

・意思決定の種類には、以下の5つがあります。
①権力者決定②少数者決定③多数決④不作為決定⑤合意形成
※⑤が望ましい。完全な納得を得るにはプロセスが重要です。。

・AMTUL:広告効果測定の方法の一つです。
A(アウェアネス)、M(メモリー)、T(トライアル・ユース)、U(ユース)、L(ロイヤルユース)の5段階で評価する。

・価格設定の方法は以下の通りです。
〈コストからの価格設定〉
①コスト・プラス法②目標価格法③損益分岐点法④経験曲線法
〈市場からの価格設定〉
①販売データ分析法②知覚品質測定法③競争決定法
※コストよりも市場を重視した価格設定が望ましい

【小売業・サービス業マーケティング要点】
・業種:ラインアソートメント。売り手(問屋)都合。
・業態:アイテムアソートメント。買い手(ニーズ)都合。

・コミュニケーション・ミックス(プロモーション)は状況の変化に合わせて柔軟に対応する必要があります。

・マネジメントシステム(責任所在分担)を明確にします。

・ターゲットを明確にする際は、エッジを効かせるよりもよりリアルな姿を描くことが大切です。

・人的サービスのばらつきをなくすことが大切です。

・差別化する際は、お客様に違いを認識されなければ評価されません。
・お客様が重視していないことをいくらやっても無駄で、お客様の重視していることをやらなければなりません。

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