今日の講義は経営戦略概論についてでした。
SWOT分析やアンゾフの成長ベクトル論、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)、
プロダクトライフサイクル(PLC)、ファイブフォース、ポーターの3つの基本戦略などなじみのある用語が飛び交いました。
各用語については、書籍やネットで詳しい解説がされていますので、使用するうえでのポイントを列挙します。
企業理念は価値観の違う人たちを一つにまとめるうえで重要です。
また、経営理念・企業文化は判断基準となり、従業員に行動の指針を与え、早く意思決定をすることができます。
SWOT分析は議論のたたき台として使用します。
その際に過去の分析も手に入れば、時系列で比較してみると変化に気づきます。
また、競合のSWOTも同時に作成してみることも有効です。
自社のドメインは常に再設計をする必要があります。。
プロダクトライフサイクル(PLC)において、ハイテク商品以外は成熟期が非常に長くなっています。
自分で衰退期と決めつけると、そこで製品の寿命が終わってしまいます。
プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントを考える際は、PLCや規模の経済性、経験効果なども結び付けて分析します。
ファイブフォースモデルは視野を広くとるのに役に立ちます。
通常は競争業者ばかり見てしまいがちです。
分析的戦略論とは、長期的なデザインから短期的な行動を演繹的に導き出す戦略です。
Ex)アンゾフの成長ベクトル論・PPM・ポーターの競争戦略
プロセス型戦略とは経営戦略を組織内のプロセスと捉え、そのプロセスの中から創発的行動に着目していく戦略です。
Ex)コア・コンピタンス理論、ナレッジ・マネジメント
ミンツバーグによると、21世紀の経営戦略論は両者を統合する方向で進みます。
ドメインにおいて、ビジネスモデルを重層的に絡め、そのうえでボトルネックを解消することが重要です。