ロジカルシンキングとはコンサルティングの基本中の基本です。
論理立てができていないプレゼンテーションでは、クライアントの理解を満たすことができません。
ビジネスコミュニケーションにおいて論理的であるということは明確なテーマや課題があり、
その背景となる前提条件が示され、具体的な表現で一貫性を持ち、根拠のある結論が必要になります。
また、相手に期待する行動がはっきりしていることも重要です。
人の主張の裏にはその人の思考パターンがあり、価値観が潜んでいます。
議論の際には、相手に対する感情や信頼性、論点の利害関係などがさらに影響を及ぼします。
相手の価値フレームで考えてみることが重要です。
ロジカルシンキングの技法として、帰納法・演繹法・ピラミッド構造・
MECE(ミッシー:モレやダブりのないこと)・ロジックツリーなどがあります。
ロジックツリーでは、QCDや「売上=客数×客単価」などの
自分なりのフレームワークを用意しておくと、モレがなくなり効果的です。
問題解決には、ボトムアップ型とトップダウン型の2種類があります。
トップダウン型のほうが変革的な解決法に向いています。
思考方法としては、既成の概念にとらわれない「ゼロベース思考」や、「仮説思考」があります。
問題とはあるべき姿(目標)と現状とのギャップをさします。
そのため、同じ現象でもとらえ方によって、問題は異なります。
そして、課題とは問題解決のためになすべき事項です。
ロジックツリー演習:小売店の売上低下の原因追究