多様な働き方セミナー「農業を仕事にしたい!~就農するってどういうこと~」に参加してきました。
男女ともに50台前後の方々が多かったですが、若い方の姿も見られました。
農業に対する関心の高さを感じました。
前半は、全国農業会議所新規就農相談センター相談員 五十嵐建夫氏の講演でした。
まずはじめに言われたのが、農業での起業も他業種と同等のリスクがあり、さらに天候リスクなどの不確定要素があるということでした。
また、農業はモノづくりだけでなく、経営・流通の知識も必要と指摘されました。
就農への関心の高まりとともに、憧れだけで計画性のない方も増えてきているのかもしれません。
就農の方法としては、農業法人に就職すること、自治体の支援制度を活用すること、
独立して起業することがあげられました。
独立して起業する際には、借入金の返済や資金繰りをきちんと計画することが重要です。
平均的な野菜栽培農家の場合、1反歩あたりの利益は30-40万円程度とのことです。
後半は、(畑)いがきのうえん 井垣隆弘氏の事例発表でした。
ご自身の体験を詳細に説明いただきました。
収入面で不安はあるものの、お金では買えない生活のリズムや時間が魅力と語っていました。