小阪裕司　著『「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く』を読みました。
「ワクワク系マーケティング」を展開する小阪氏が、心理マーケティングの手法を論理的に解説しています。
詳細に解説されているために、非常に参考になります。
心理マーケティングに関心のない方には難しい内容になっているかもしれません。
消費者が購入するまでの判断を「情動」と「理性」の二段階に分けています。
「ワクワク系マーケティング」は主に「情動」に働きかけます。
その仕組みが心理学の知識も交えながら説明されています。

具体的事例を勉強するのならば、小阪氏の別の著書である
『「感性」のマーケティング 心と行動を読み解き、顧客をつかむ』がわかりやすいです。
こちらは「ワクワク系マーケティング」のポイントを端的に説明しています。
具体的事例も交えているため、模倣しやすいかもしれません。
ただし、なぜそのような取り組みが有効なのかをきちんと理解していないと効果はありません。
事例をまねするのではなく、原理を取り入れることが重要です。
そうした意味でも、2冊合わせて読むことをお薦めします。

　　　 読後すぐに実践したい内容が充実しています