経営コラム


2017年最も共感した一冊

今年も毎月10冊以上の本を読みました。

ここ数年は、ビジネス書だけでなく、小説などの読んでいます。

そこで、今年の一冊は、小説にしてみました。

 

2017年最も共感した一冊は、京極夏彦さんの『虚実妖怪百物語』です。

相変わらずの分厚さで、序・破・急と3冊に分かれています。

全部で1,000ページを超えるので、エッセンスを知りたい方は、『急』だけでも構いません。

 

概念や認識に関する考察は、いつもながらの鋭さです。

ロジカルに我々が世の中の事象をどのように捉えているのかを説明しています。

仏教的な要素が感じられるのは、そもそも原始仏教が論理的なものだからかもしれません。

 

本作品では、「余裕」の大切さについても言及しています。

効率化・生産性が近年話題になっていますが、そもそも余裕がなければ、付加価値のある仕事はできません。

余裕とは、無駄(バカ)を楽しめるかどうかです。

真面目に働くことも大切ですが、無駄を楽しむことも同様に重要です。

まずは、無駄を楽しもうという気持ちがないと、余裕は生まれません。

そのような意識付けができるかどうかが、第一歩です。

 

年末年始の時間のあるときに、1,000ページを超える無駄を楽しんでみませんか?

 

【本日の質問】

あなたの今年の一冊は何でしたか?

 

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