本年も100冊以上の様々な本を読みました。
その中で、最も共感した一冊が、一志治夫著『幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」』でした。
副題にもある通り、九州新幹線をデザインした水戸岡氏のデザインに対する姿勢をまとめた一冊です。
その姿勢が、私が経営支援に当たって計画を作成する際に考えていることと非常に近いものでした。
最近、自身のキャッチコピーとして「経営デザイナー」を使用し始めたのも、本書と出会ってからでした。
本書の中から、特に共感した部分を一部抜粋します。
・コンセプトとは「志」に他ならない。
・自分が惜しまずすべてのアイデアを吐き出せば、周囲の人もアイデアを返してくれる。
・一生懸命何かを考えながら仕事をしていくと、誰かが良いタイミングでものを提供してくれる。
・手を抜かず本気で本物を提供すれば、その思いは伝わる。
・冷静さと情熱をうまく出し続けることが、デザイナーには必要。
・感動は注ぎ込まれたエネルギーの量。
・本気で怒れば傷つかない。
まだまだご紹介したい内容はありますが、著作権の関係もあるので、一押しのみにさせていただきます。
来年も情熱を持って、全力で駆け抜けます。