100-1=0という有名な式があります。
サービス業において、何か一つでも至らない点があるとすべてがダメになってしまうという意味です。
先日宿泊したビジネスホテルは典型的な寝るためのスペースを提供するホテルでした。
低価格を売りにしているところなので、高いサービスは期待していませんでした。
それでも、もう少し工夫をしていただければ快適に過ごせるのにと感じる点がありました。
例えば、エアコンのリモコンが本体の近くではなく、ベッドの上に置いてあります。
寝る前にエアコンを切れるようにという意図かもしれませんが、リモコンを探すのに戸惑ってしまいました。
反対に、部屋の明かりのスイッチは枕元にはありませんでした。
利用者の行動パターンを考えれば、不便には気づくはずです。
こうした小さなストレスによって、ゆったりと過ごす空間は壊されてしまいます。
また、サービス業以外でも当てはまると思います。
例えば、営業の人が忙しさにかまけてメールで用件を済ませたとします。
用件はそれで済むかもしれませんが、受けては今後の対応に不安を覚えるかもしれません。
それが原因で、コンペティションに負ける可能性もあります。
一事が万事。
隅々まで配慮を行き渡らせることが大切です。