少子高齢化、シックスポケットといったキーワードの登場とともに、
高齢者がターゲットとして注目されてしばらく経ちます。
それでも、新しいターゲットに対して上手く情報提供ができていないように思われます。
最近あった事例をご紹介します。
先日、祖母宛に税金還付のお知らせが届きました。
還付を受けるためには、同封されたハガキで口座を通知しなければなりません。
ハガキ大の記入説明書が有りましたが、それを見ても祖母は上手く記入できませんでした。
それは、何を記入すべきなのか理解できなかったからです。
見本の通りに記入してしまったので、自分の名前も誤ってしまいました。
きちんと何を記入しなければいけないのか詳しく説明をしないと、見本だけでは難しいようです。
また、一度にたくさんのことを伝えても理解しきれないようです。
以上のことを踏まえると、高齢者への情報提供は、プロセスに添って一つ一つ詳細に行わなければなりません。
デジタル情報であれば、提供する情報量は気にしなくてすみますが、高齢者の方にはデジタルに疎い方もたくさんいらっしゃいます。
結局はアナログで、相手に合わせた対応が不可欠になると思います。