顧客第一を掲げる会社は多いです。
しかし、本当に顧客を見て仕事をしている会社は、少ないのではないでしょうか。
顧客のためということを隠れ蓑に、自社の都合、自分の都合を優先させてしまいがちです。
これは、意図的でなくとも、知らず知らずのうちに行ってしまっていることもあります。
例えば、社内で特定の部門や役職者の声が強い場合には、そこが基準となって仕事をするようになります。
顧客が喜ぶかどうかではなく、その特定の部門や役職者が納得するかどうかを考えて、行動するようになってしまいます。
業務である以上、社内の調整や役職者の決裁は不可欠です。
効率的に業務をこなそうと思ったら、社内で通りやすいようにしたくなるのは当然です。
しかも、顧客第一というのは、誰からも反対されにくい文言です。
このようにして、名ばかりの顧客を見た経営ができあがります。
この状態を打破するには、もう一度社内のベクトルを変える必要があります。
経営理念やビジョンを元に、自社の顧客は誰かを考え直します。
そして、どうすれば顧客を本当に喜ばせるかどうかを考えます。
そのコンセプトを判断基準に、全員が仕事をするようにしなければなりません。
【本日の質問】
あなたの会社では、本当に顧客を見て仕事をしていますか?