経営コラム


顧客のいるところで商いをする

初めて伺う支援先の方からよく聞くのが、顧客のライフスタイルが変わってしまったということです。

近年、生活者のライフスタイルや価値観は多様化しているので、それは仕方のないことです。

多様化していて、顧客の流れが把握できていないのかというと、そういうわけでもありません。

例えば、最近の若い共働き世帯は、夜や土日に買物をする傾向があります。

ここまで分かっていながら、顧客がいなくなったと嘆いています。

顧客がいるところが分かっているのであれば、顧客のいるところで商いをすべきです。

 

価値訴求型のマーケティングにおいて、ターゲティングが不要ということではありません。

自社の価値に共感してくださる顧客がいなければ、ビジネスは成り立ちません。

そのような顧客がどこにいるのかを見定めて、その市場に対して適切なアプローチをする必要があります。

上記の例で言えば、夜遅くまで営業したり、土日も営業をしたりすればよいのです。

それができない理由があるのであれば、出来る方法を考えなければなりません。

 

誰に・何を・どうやっての3点が揃わなければ、物を売ることはできません。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、顧客のいるところで商いをしていますか?

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